こんにちは。
ULU FREE お客様サポートセンターの伊藤です。
少し前に「旅館の部屋の匂いって良いよね」と、友人と何気ない会話をしました。
香水とは違う落ち着いた香りで、実家の和室を思い出すけれど、仏壇のお線香とも違う気がする…『お香』と言われるモノじゃないかと予想して、「そうかもね~」と解散しました。
その後、家の近所に老舗のお香屋さんがあることを知り、手頃なスティックタイプのものを購入してから半年ほど経ちます。
お香を焚いてみて気づいたのは、香りもさることながら静かに立ち昇る煙の跡も魅力的だということでした。

お香の先端から伸びる煙の跡が、すっと真っすぐ上に伸びたり、くるくる回って留まったり、ふわぁっと広がって薄くなったり…と様々に形を変え、見ていて飽きないのです(^^)
スマートフォンで煙の写真撮影を試みたものの、静止画ではどうにも魅力が半減してしまいました。最近では、お香専門店を探さずとも、雑貨店でも購入できるようなので(先日は大きい本屋さんの雑貨コーナーで見かけました。)ぜひとも実際にお香を焚いて、煙を見てほしい…!
とは言いつつ、私がお香を焚く頻度は1~2週間に一度程度のことで、燃焼時間は10分弱。
頻繁ではないかもしれませんが、お香初心者として、マッチで火をつけてから広がる旅館の部屋っぽい香りを嗅ぎつつ、煙の跡をじっと観察しているひと時を結構気に入っています。
このささやかなお香習慣、はたから見るとぼーっと煙を眺めているだけに見えそうですが(笑)、実はブログタイトルの「ながら瞑想」にピッタリなのです。
「ながら瞑想」とは何なのか、以前にULU FREEの会報誌『freely』のvol.1で紹介させていただきました。
まず、瞑想は今のコト・モノに意識を向けることで思考を落ち着かせ、不安やストレスを軽減し、心を穏やかにする効果が期待されます。
そして、「どうやってやるの?いつやるの?」といった疑問からややハードルの高い印象のある瞑想を、日常生活に取り入れた親しみやすい形へとカスタマイズしたのが「ながら瞑想」です。
『freely』vol.1の【特集 私なりのリラックス方法「ながら瞑想」】では、カンタンに、ふと思い立った時に、好きなように、取り入れられる提案をたくさん掲載していますので、よろしければご覧ください♪
瞑想のコツである、<今のコト・モノに意識を向ける>というポイント。
「お香に火がついて緩やかに短くなっていくこと」「煙がすっと立ち昇っていること」「好みの香りに包まれていること」、どれを取っても今のコト・モノなのです。
そのため、そこに集中していると自然と心が落ち着き、雑念から解放されるように感じます。こう書くと大げさになってしまい少し気が引けますが、何より、お香がすべて燃え尽きる頃には気持ちがしゃきっとしていることが嬉しく、リフレッシュの手段として活用しています。

ちなみに、私がよく使用しているのは「白檀」のお香で、旅館の玄関を入った時の香りに近いと思います。
「白檀」や「沈香(沈水香木)」をはじめとして、メインの原料やその組み合わせを含めるとたくさんの種類があるようなので、違いを楽しみつつ、お気に入りの香りを探すのも楽しそうですね。
お香初心者でも実践できる「ながら瞑想」、どこかでお香を見かけられましたら、ぜひお試しください。




