こんにちは!
ULU FREEお客様サポートセンターの中村です。
毎日寒い日が続きますね。
寒くて空気が乾燥する冬は、あの…何とも不快なバチバチ静電気の季節でもあります。
セーターを脱ぐとバリバリ!車のドアに触れるかいなやバチッ!もう、本当に嫌ですよね。
私は、心の底からあのパチパチ静電気が大嫌いです!まあ、好きな人はいないとは思いますが…。
ちなみに、静電気はバチバチの刺激だけではなく、肌荒れや肌トラブルを引き起こす一因にもなります。
そこで今回は、乾燥の季節冬に多発する静電気の肌に及ぼす影響や回避策についてまとめてみました。
静電気発生のメカニズム
まずは静電気の基礎知識です。(ご存知とは思いますが…)
静電気とは、物質に溜まった電気のこと。
以下が静電気の帯電と放電のメカニズムです。
●帯電
人の体も含め静電気を帯びていない物質の状態は、プラスとマイナスの電気が均等で釣り合いがとれています。
ただ、別の物質との接触や摩擦などがあると、それがきっかけで電気が移動してしまうためバランスが崩れて、プラスとマイナスのどちらかが過剰になります。
その過剰分が静電気です。物質の中ではプラスかマイナスどちらかの電気が帯電している状態になります。
●放電
通常、体内に溜まった過剰な電気は空気中の水分を通して自然に放電されます。
水は電気を通しやすいので湿度が高く空気中の水分が多ければ多いほど放電は進みます。
逆に冬は乾燥して空気中の水分が少ないので、静電気の放電が進まず体内に溜まりやすくなります。
そして、この溜まった静電気が、別の物質(金属や繊維など)に触れると一気に放電されて、あのおぞましいバチバチが起こるのです。
<要注意>乾燥肌は静電気に狙われる!?
ところで、季節的にさらされている環境は同じなのに、あまりバチバチの被害に合わない人もいれば、呆れるほど頻繁にパチパチしている人もいるのはなぜなのでしょう。
その答えは空気同様、肌が抱えている水分量の違い、肌が乾燥しているか否かの違いなのです。
水分がしっかり蓄えられた潤い溢れる肌であれば、静電気は肌の水分を通して少しずつ放電されるので、あまりパチパチの刺激を感じずにすみます。対して、乾燥肌の人は、肌内部の水分が少ないため静電気が体に溜まりやすくなっていますから、不快なパチパチに見舞われる頻度が高くなります。
頻繁に静電気のパチパチ被害に遭遇される方はご自身を乾燥肌だと認識されたほうが良いのかもしれませんね。
静電気が肌に及ぼす影響とは?
この静電気、パチパチの不快感もさることながら、問題なのは肌トラブルを引き起こす一因になってしまうことです。
そもそも乾燥肌の人は水分も皮脂も少ないので角質細胞同士の結束が脆弱でバリア機能が低下している状態にあります。
そこに静電気のパチパチ刺激が加わると肌表面の角質細胞は逆立ち剝がされ角質細胞同士の結束が保たれきれず緩んでしまいます。その緩んだ隙間から水分がどんどん逃げていってしまうので、乾燥はさらに悪化して、痒みやヒリつき湿疹や炎症などの肌トラブルにつながってしまう場合があるのです。
そうなると、乾燥するから静電気を帯びる>静電気を帯びるからさらに乾燥する>さらに乾燥するから肌トラブルになる…といった悪循環が繰り返されてしまいます。
静電気回避のカギは「快適湿度」と「徹底保湿」
このような肌トラブルを起こさないためには日頃からの静電気対策が重要になります。
といっても静電気対策は乾燥肌や敏感肌の対策とほとんど一緒。
ポイントは「快適湿度」で過ごされることと、「徹底保湿」を心掛けることです。
具体的には以下のことに配慮してください。
「快適湿度」室内の湿度コントロールに気配りを!
- 湿度が40~60%くらいだと静電気が溜まりにくくなるため、加湿器を使って湿度を調整することをおすすめします。
- 加湿器がない場合でも、濡れタオルや洗濯物を干したり、観葉植物を置いたりするだけでも湿度を上げることができます。
- お風呂のドアを開け放ったり、霧吹きで水を撒いたりするのも湿度アップには有効です。
「徹底保湿」乾燥を寄せ付けない全身ケアを!
- 乾燥しやすい肘やひざ、首の周囲、お腹や腰など、ローションや保湿クリームなどでていねいに保湿をしましょう。
- 特にお風呂上りは肌乾燥の加速度が増します。いつまでも放置せず、速やかに全身のケアを終わらせるようにしてください。
- 毛髪も肌同様に乾燥と静電気でダメージを受けています。ヘアオイルなどでしっかりと潤いを封じ込めましょう。
- 手や指先は物に触れる機会が多いのでパチパチ刺激を受けやすいパーツ。ハンドクリームを携帯してこまめにつけるようにすると、かなり静電気を防ぐことができます。
その他にも化学繊維は静電気を発生させやすいので、出来るだけ天然繊維を身に着けるようにすると良いです。難しければ、皮膚に直接触れる肌着を天然繊維にするだけでも摩擦は軽減されます。
また、お風呂の温度も要注意!熱過ぎると皮脂が過剰に奪われ肌を乾燥させてしまいます。少し温めの40℃くらいの温度での入浴がおすすめです。
最後に…
目には見えない静電気ですが、私たちの肌をトラブルに巻き込むなかなか手強い見えざる敵です。
ぜひ、湿度のコントロールやていねいな保湿で回避していただければと存じます。
また、最近は静電気除去グッズも豊富に出回っているので上手に活用するのも良い方法ですよね。
私は先日、静電気除去ブレスレットを購入してみました。
気のせいかも知れませんが若干バチッとなることが少なくなったように思います(笑)。
まだまだ乾燥のシーズンは続きます。
どうぞ、大切なお肌を労わってお過ごしくださいませ。