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2024/02/29

もうすぐひな祭り♪「おこしもの」ってご存じですか?

こんにちは。
ULU FREEお客様サポートセンターの伊藤です。

時間が流れるのは早いものですね。
お正月には、スーパーの目立つところに「締め飾り」や「鏡餅」が陳列されていましたが、あっという間に「鬼のお面」「雛あられ」・・と入れ替わり、油断すると置いていかれそうです(笑)

私は「締め飾り」が陳列されていた頃くらいから、切り餅ではないつきたてのお餅を食べることにハマり、自宅から近いとは言えないお餅屋さんに足繁く通っています。

お餅屋さんまでは電車を乗り継いで行くのですが、まさか自分で杵を担いでお餅をつくわけにもいかないので、おいしいお餅のためなら長い道中もなんのそのです。

愛知県の郷土料理「おこしもの」

ひな祭りを目前にした今、私はお餅と言えば「おこしもの」を思い出します。

「おこしもの」はご存じでしょうか?
愛知県の郷土料理で、ひな祭りの時にお供えする餅菓子です。

色々な形がありますが、どれも食紅や色粉を用いて、やわらかな色味で鮮やかに着色しているのが特徴です。

おこしもの

餅菓子ですがもち米ではなく米粉や上新粉でつくるので、もちもち?むちむち?とした食感になり、お米の優しい甘みのするおやつです。
初めて食べる方には馴染みが無いためか、不思議な表情をされることもあるのですが、少し温めて砂糖醤油につけてたべる素朴なおいしさが魅力ですよ。

おうちで作ってみるのもおすすめです

この時期、愛知県のスーパーでは季節ものとして見かけますが、その他の地域ではなかなか手に入らないかもしれないですね。

「おこしもの」という名前には所説由来があり、「型に押してつくる押し物(おしもの)から派生して呼ばれるようになった」や「型から起こし外すことから名前が付いた」などと言われています。

この『型』にはたくさんの種類があり、ひな祭りのお供え物らしく、鯛・扇・桜・宝船等、かわいらしく縁起が良いとされるものが多いようです。

おこしものの型

他ではあまり見ない『型』を使うことで“THE・おこしもの感”はでるのですが、おこしもの専用の『型』を入手するのはいささかハードルが高いと思いますので、クッキー型で簡単に作る方法をご紹介します。

【材料】(作りやすい量)

  • 米粉…100グラム
  • 熱湯…100cc
  • 食紅(赤、緑、黄色)…少々
  • 砂糖、醤油、きな粉…お好みで

【用意するもの】

  • クッキー型
  • 食品用の刷毛や筆
  • 蒸し器

【作り方】

  1. ボウルに⽶粉を⼊れ、少しずつ熱湯を注ぎ、箸などでざっくり混ぜる。
  2. 触れるくらいの温度になったら⼿でこねる。
  3. クッキングシートにのせ、めん棒などで厚さ1センチくらいまでのばす。
  4. クッキー型で抜く。(残った生地はまとめて、粘土遊びのように好きな形を作ってみてもかわいいですよ♪)
  5. 食紅を水で溶いたものを筆にとり、生地の表面に色を付ける。
  6. 少し離して並べ、蒸し器で15分ほど蒸す。
完成です(^^)
お好みで、きな粉や砂糖醤油をつけてお召し上がりください。

最後に・・

私が初めておこしもの作りを体験したのは、通っていた幼稚園の季節行事の時でした。いわゆる食育の一環として、用意してもらったのだと思います。

おこしもの作りと言っても、かわいらしい形に仕上げてもらったベースに、筆で好きな色をちょんちょんと塗りつけただけでしたが(笑)
それでも、当時5歳の私なりのこだわりがあったのだと思います。
幼稚園の先生が、蒸し上がったホカホカのおこしものを机に広げてくれた時、クラスの人数分ある中から自分のものを見つけ、「わたしのだ!」と嬉しかったことをよく覚えています。

皆さんも、機会がありましたら、ご家族と・お友達と作ってみてはいかがでしょうか。
個性豊かなおこしものが出来上がったら楽しいですね♪

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