こんにちは。
ULUお客様サポートセンターの中村です。
今年の夏は全国的に厳しい暑さが続いたせいか「ULUシェイクモイストミルク」の保管方法についてのお問合せがいつもより多かったように感じました。
確かに、ULUシェイクモイストミルクは防腐剤を一切配合していないので、あまりにも気温が高いと、ご心配になりますよね。
でも、ご安心ください!
ULUシェイクモイストミルクに使われているベースの水はとても特殊で、水そのものに抗菌力が備わっているため、防腐剤の力を借りなくても雑菌など繁殖することなく、安定した状態をキープできるのです。
ところで、市販されている多くの化粧品には防腐剤があたりまえのように配合されていますよね。
それは、当然、化粧品に雑菌が繁殖して毒性が帯びてしまうのを防ぐため、腐らせないために必要だから配合しているのですが、「肌にとっては??」と、肌側から考えると、全く必要の無い成分でもあります。
このように、多くの化粧品には、肌にとって必要だから配合している「有効成分」とは別に、肌には不必要ですが、化粧品自体の品質の安定や使用感を良くするために必要な「添加物」とで作られています。
前置きが、ちょっと長くなってしまいましたが、今回は、この化粧品を腐らせない目的で使う防腐剤が、私たちの肌にどの様な影響を与えるのか?にフォーカスを当ててみたいと思います。
もし、よろしければ、ご一緒にお付き合いください。
有名で一般的な防腐剤をご紹介します。
パラベンフリーを謳っている化粧品に使用されることが多い防腐剤です。
この2つが、防腐剤の代表選手です!
また、他には下記のような防腐剤も、比較的よく使われているようです。
まだまだ、沢山あるのですが、とてもポピュラーに使われている防腐剤をピックアップしてみました。全て合成防腐剤と言われるものです。
このブログを読んでくださっている皆さまも、見覚え、聞き覚えのあるものがあったのではないでしょうか?
実は、厚生労働省はこれらの合成防腐剤に関して、範囲を限定して化粧品に配合することを認めています。
けれど、厚生労働省が定めた許容範囲内での配合であっても、人によっては発疹やヒリヒリした痛み、赤み、かぶれといった症状が現れることがあります。これは「化学物質過敏症」のひとつで「接触性皮膚炎」といわれるものです。
また、防腐剤は界面活性剤のようにバリア層を壊し皮膚内部に侵入することはないから、大丈夫という説もあるようですが、例えば、界面活性剤も防腐剤も両方配合されている化粧品であれば、界面活性剤によってバリア層が壊されて、その無防備な状態の皮膚へ防腐剤が浸透してしまう可能性も十分に考えられます。
しかも、何らかの理由で、体内に侵入した防腐剤が血液中に入り込むと、アレルギーを起こす抗体が作られ、ある日突然発症するといったケースもあるのだそうです。
添加物の中でも極めてポピュラーで、あたりまえのように化粧品に添加されている合成防腐剤ですが、このように、深く掘り下げていくと、全くあたりまえではない怖さを秘めており、改めて肌にとって必要のない成分が入っている化粧品を、安易に選んだり使ったりすることへのリスクを感じてしまいます。
余談になりますが、この防腐剤を調べてみると、化粧品だけではなく、食品や清涼飲料水にも添加されている物が結構あって、びっくりしました。
口から摂取した異物は比較的早い段階で排泄されるとは言われますけれど、中には排泄されず体内に蓄積されてしまう場合もあるので、ちょっと心配になりますよね。
このブログを書きながら、化粧品だけではなく、食べ物の添加物も見直さなければと個人的に思ってしまいました。
むしろ、トラブルなく使える人のほうが圧倒的に多いと思います。
けれど、そもそも以下のように、肌バリアが不健全であることで現れる、見た目や症状のある方には、やはりお勧めしたくない成分です。
● 皮膚が薄い
● 外観から毛細血管が透けて見える
● 火照りがある
● 寒暖差などで赤くなる
● 乾燥肌でかゆみもある
● アトピーや酒さなどの皮膚疾患がある
少なくとも、洗顔直後の無防備で真っ新な肌に付けるのは、避けて頂いたほうが賢明でしょう。
しかし、合成防腐剤が、なぜ一般的な化粧品に配合されているかと言えば、安価で簡単に防腐できるからに他ならないのです。
どうしても、防腐剤が必要なら科学的に合成された化合物ではなく、たとえ、高価であったとしても、配合量や処方などで解決をしなければならない難しい課題があったとしても、「抗菌効果や静菌効果のあるハーブやワサビなどの天然物由来の防腐剤を選ぶようにすることが、肌へのいたわりにつながるのではないでしょうか。
ULUお客様サポートセンターの中村です。
今年の夏は全国的に厳しい暑さが続いたせいか「ULUシェイクモイストミルク」の保管方法についてのお問合せがいつもより多かったように感じました。
確かに、ULUシェイクモイストミルクは防腐剤を一切配合していないので、あまりにも気温が高いと、ご心配になりますよね。
でも、ご安心ください!
ULUシェイクモイストミルクに使われているベースの水はとても特殊で、水そのものに抗菌力が備わっているため、防腐剤の力を借りなくても雑菌など繁殖することなく、安定した状態をキープできるのです。
ところで、市販されている多くの化粧品には防腐剤があたりまえのように配合されていますよね。
それは、当然、化粧品に雑菌が繁殖して毒性が帯びてしまうのを防ぐため、腐らせないために必要だから配合しているのですが、「肌にとっては??」と、肌側から考えると、全く必要の無い成分でもあります。
このように、多くの化粧品には、肌にとって必要だから配合している「有効成分」とは別に、肌には不必要ですが、化粧品自体の品質の安定や使用感を良くするために必要な「添加物」とで作られています。
前置きが、ちょっと長くなってしまいましたが、今回は、この化粧品を腐らせない目的で使う防腐剤が、私たちの肌にどの様な影響を与えるのか?にフォーカスを当ててみたいと思います。
もし、よろしければ、ご一緒にお付き合いください。
そもそも、防腐剤ってどんなものがあるの?
では、まず化粧品に使われる防腐剤ってどの様なものがあるのでしょうか?有名で一般的な防腐剤をご紹介します。
パラオキシ安息香酸エステル(表示名称:パラベン)
化粧品に使用される防腐剤としては大変ポピュラーなものです。抗菌性は強いけれど毒性は低いと言われており、少量で防腐効果が得られるそうです。メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベンなどがあり、種類も豊富。フェノキシエタノール(表示名称:フェノキシエタノール)
抗菌力は弱いので、その分添加量は多くなる傾向にありますが、パラベンが効きにくい大腸菌、サルモネラ菌など、グラム陰性菌といわれる菌に有効だとの事。パラベンフリーを謳っている化粧品に使用されることが多い防腐剤です。
この2つが、防腐剤の代表選手です!
また、他には下記のような防腐剤も、比較的よく使われているようです。
- 安息香酸(表示名称:安息香酸)
- 安息香酸ナトリウム(表示名称:安息香酸Na)
- デヒドロ酢酸ナトリウム(表示名称:デヒドロ酢酸Na)
まだまだ、沢山あるのですが、とてもポピュラーに使われている防腐剤をピックアップしてみました。全て合成防腐剤と言われるものです。
このブログを読んでくださっている皆さまも、見覚え、聞き覚えのあるものがあったのではないでしょうか?
合成防腐剤が肌に与える影響とは?
さて、この様々な防腐剤は私たちの肌にどの様な影響を与えるのでしょう?実は、厚生労働省はこれらの合成防腐剤に関して、範囲を限定して化粧品に配合することを認めています。
けれど、厚生労働省が定めた許容範囲内での配合であっても、人によっては発疹やヒリヒリした痛み、赤み、かぶれといった症状が現れることがあります。これは「化学物質過敏症」のひとつで「接触性皮膚炎」といわれるものです。
また、防腐剤は界面活性剤のようにバリア層を壊し皮膚内部に侵入することはないから、大丈夫という説もあるようですが、例えば、界面活性剤も防腐剤も両方配合されている化粧品であれば、界面活性剤によってバリア層が壊されて、その無防備な状態の皮膚へ防腐剤が浸透してしまう可能性も十分に考えられます。
しかも、何らかの理由で、体内に侵入した防腐剤が血液中に入り込むと、アレルギーを起こす抗体が作られ、ある日突然発症するといったケースもあるのだそうです。
添加物の中でも極めてポピュラーで、あたりまえのように化粧品に添加されている合成防腐剤ですが、このように、深く掘り下げていくと、全くあたりまえではない怖さを秘めており、改めて肌にとって必要のない成分が入っている化粧品を、安易に選んだり使ったりすることへのリスクを感じてしまいます。
余談になりますが、この防腐剤を調べてみると、化粧品だけではなく、食品や清涼飲料水にも添加されている物が結構あって、びっくりしました。
口から摂取した異物は比較的早い段階で排泄されるとは言われますけれど、中には排泄されず体内に蓄積されてしまう場合もあるので、ちょっと心配になりますよね。
このブログを書きながら、化粧品だけではなく、食べ物の添加物も見直さなければと個人的に思ってしまいました。
防腐剤、つけて良い人!悪い人!
もちろん、肌バリアが健全に機能している人は、その備わっている肌バリアによって異物の侵入を阻んでくれるので防腐剤の添加された化粧品をつけても、特にトラブルもなく使い続けることができるのでしょう。むしろ、トラブルなく使える人のほうが圧倒的に多いと思います。
けれど、そもそも以下のように、肌バリアが不健全であることで現れる、見た目や症状のある方には、やはりお勧めしたくない成分です。
● 皮膚が薄い
● 外観から毛細血管が透けて見える
● 火照りがある
● 寒暖差などで赤くなる
● 乾燥肌でかゆみもある
● アトピーや酒さなどの皮膚疾患がある
少なくとも、洗顔直後の無防備で真っ新な肌に付けるのは、避けて頂いたほうが賢明でしょう。
最後に…
確かに、化粧品の安定を維持するのは大切なことです。しかし、合成防腐剤が、なぜ一般的な化粧品に配合されているかと言えば、安価で簡単に防腐できるからに他ならないのです。
どうしても、防腐剤が必要なら科学的に合成された化合物ではなく、たとえ、高価であったとしても、配合量や処方などで解決をしなければならない難しい課題があったとしても、「抗菌効果や静菌効果のあるハーブやワサビなどの天然物由来の防腐剤を選ぶようにすることが、肌へのいたわりにつながるのではないでしょうか。