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2023/09/01

掻いても、掻いても痒い!乾燥痒みの無限ループを断ち切る4つの習慣と2つの対策

こんにちは!
ULU FREE お客様サポートセンターの中村瑠美です。
列島中を焼き尽くしてしまうのではないかと思わせる程の暑い夏!9月の声を聞いても、暑さは簡単には撤収してはくれなさそうですね。
とは言え、確実に季節は移り変わり、また私を憂鬱にさせる乾燥シーズンがやってきます。

乾燥は肌荒れや小じわなど肌トラブルの原因になるのは言うまでもないのですが、とても不快なのが痒みです。
例えば、お風呂上りや、就寝時に身体が温まったりするとムズムズと出現する痒み…この痒みに耐え切れず一度掻きむしってしまうと、更に激しい痒みに襲われ、痒い箇所が広がり、果てしない痒みの無限ループに見舞われてしまいます。
この様に秋冬の乾燥シーズンに起こりがちなしつこい痒みの連鎖、経験されている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は乾燥が引き起こす肌の痒み、いわゆる乾燥痒みが連鎖してしまうメカニズムと、その連鎖を断ち切る方法などをまとめてみましたので、よろしければご一読ください。

痒み

7段階のステップで連鎖する乾燥痒み

まず、寒くなると乾燥痒みが起こりやすくなるのはどうしてなのかを、順を追って整理してみました。


  • 1段階:秋の気配と共に気温も湿度も次第に低くなり、空気は乾いてきます。
  • 2段階:湿度が低くなり空気が乾いてくると、肌も連動して乾燥します。
  • 3段階:肌の乾燥とは、皮脂と水分が奪われている状態で、バリア機能は低下します。
  • 4段階:バリア機能が低下すると、外部刺激をバリア層で阻止できなくなります。
  • 5段階:外部刺激がバリア層で阻止されずに侵入してしまうと、侵入物を排除しようと肌は痒みサインを出します。
  • 6段階:痒みサインに促されて痒い部分を掻いてしまいます。
  • 7段階:痒くと、さらに痒みサインが出てもっと痒くなります
    同時にバリアは傷つき壊れるので、肌は乾燥します。

そして…
肌が乾くから痒みがでる ⇒ 痒みがでるから掻く ⇒ 掻くからさらに痒くなる…という堂々巡りに!
このようにして、乾燥痒みの連鎖、無限ループが見事成立してしまうのです(笑)
本当は、笑いごとではないのですけれど…
何故なら、痒みや掻き壊しの繰り返しは、皮膚炎や湿疹、角化異常、色素沈着などの思わぬ肌トラブルを招く引き金になる事も多いからです。

では、乾燥痒みの無限ループに陥らないためにはどうしたら良いのでしょうか。
とにかく、痒みが出てからでは抜け出すのが大変になってしまうので、乾燥による痒みが発症する前に、日頃からの予防を習慣化しておく事が大切です。

常に肌を乾燥させない習慣を!

① スキンケアとボディケア

持続的に乾燥から守るために化粧水やボディローションなどで肌に乾く隙を与えない徹底した保湿を日々心がけてください。
乾燥が始まってからでは手遅れに…先手必勝です!乾燥の自覚が無い夏の終わり頃から保湿化粧水やボディローションの使用量を増やされる事をおススメします。
また、保湿化粧水をつけた後は、油性の乳液やクリームで肌に蓋をしましょう。
油膜が肌表面を覆う事でうるおいが封印されバリア機能が高まり外部刺激をしっかり阻止できる肌状態へと導きます。

② 入浴習慣

肌を乾燥させない入浴を習慣化しましょう。

入浴習慣:その1)お湯の温度

40℃を超える熱いお湯に浸かると水分の蒸発を防ぐ皮脂膜が溶け流れてしまうため、肌を乾燥させてしまいます。お風呂の温度は38℃程度のぬるめが乾燥から肌を守る適正温度です。低めの温度を習慣に!

入浴習慣:その2)身体や顔の洗い方

化学繊維のザラザラするボディタオルや、皮膚を摩擦するゴシゴシ洗いはバリア層にダメージが加わるため、水分保持機能が低下し肌は乾燥してしまいます。 身体を洗う時はたっぷりの泡で優しく、お顔は体よりもっと優しく洗うよう心がけてください。

入浴習慣:その3)洗浄剤の選び方

洗浄力の強すぎる洗浄剤は肌に必要な潤いまで根こそぎ奪い去ってしまいます。保湿効果の高いマイルドな洗浄剤を選ぶようおススメします。

③ 生活環境

空気が乾いていると、それに連動して肌も乾燥します。出来る限り肌を乾燥から守る適正な湿度の中で生活できるよう、加湿器などで室内の湿度を適正に保って肌の乾燥を防ぐ工夫を心掛けましょう。

④ 刺激への配慮

肌に直接加わる刺激は痒みの元凶、刺激への配慮を習慣にしましょう。

刺激への配慮:その1)肌に触れる繊維に配慮

日頃から肌に刺激を与えないように心掛ける事は肌のバリア機能を維持するために不可欠です。ですから、皮膚に直接触れる繊維の素材選びにはこだわりたいものです。
例えばポリエステルやナイロンなどの化学繊維は静電気などの刺激などで痒みを誘発しやすいです。皮膚に直接触れるインナーだけでも、綿などの天然素材を選ぶようにすると肌への刺激が和らぎます。

刺激への配慮:その2)添加物に配慮

アルコールや防腐剤、香料、界面活性剤などを配合した化粧品は肌への刺激になることがあります。
せっかく肌を乾燥させないよう日々の保湿を心掛けていても、保湿する度に肌に刺激を与えてしまうのではかえって逆効果になりかねません。肌負担の少ない無添加ケアアイテムを選ぶように心掛けてください。

以上、肌を乾燥させないための習慣や工夫をまとめてみました。
けれど、それでも痒みが出てしまった場合は、掻きたい衝動をグッと堪えて、掻かずに痒みを鎮める対策で痒み連鎖に止めを刺しましょう。

掻かずに痒みを鎮める対策!

ところで、「7段階のステップで連鎖する秋冬の乾燥痒み」の5段階、6段階に記した“痒みサイン”について、簡単にご説明しておきます。

痒みサインとは

爪で掻いたり、タオルで擦ったりすると、かゆみの原因物質であるヒスタミンや炎症性サイトカインを放出する細胞が刺激されて、さらなる痒みを呼び起こします。この現象が痒みサインです。

そして、前記の痒みサインがでてしまったら、掻きむしって、さらなる痒みを呼び起こす前に痒みを鎮める対策を講じてください。

痒みを鎮める対策:1)掻く前に冷やす!

氷や保冷剤などを使って痒い部位を冷やして痒みを麻痺させましょう。
直接では刺激的過ぎるので必ずビニール袋に入れたりタオルで包んだりして当てるようにしてください。
また、痒みが治まったら肌への負担を考慮し速やかに冷やすのを止めましょう。

痒みを鎮める対策:2)掻く前に痒み止めのお薬を!

場合によってはお薬で痒みを根絶してしまう方法も、一つの有効な手段です。
例えば、常備薬として備えているご家庭も多いと思いますが、虫刺されや痒み全般を抑える塗り薬などは、比較的手軽で使いやすいと思います。
ただ、痒みを抑えるお薬は消炎作用のあるステロイドや保湿因子である尿素含有の物、また塗り薬(外用薬)や飲み薬(内服薬)など多種多様です。
さらにお薬ですから作用と同時に反作用もありますから、ご心配な方は医師や薬剤師にご相談されて症状に適したお薬を選ばれるようにしてください。

最後に…

痒みは日常的なので、あまり気にせずお過ごしの方も多いようです。一方、病的なまでに拗らせて深刻にお悩みの方もおります。
私の場合、うっかり油断をすると酷い痒み連鎖に襲われやすいので、とても気を付けているのですが、今回ご紹介したお風呂の温度や繊維に対する配慮などは、比較的乾燥防止を実感しやすいと思います。
また、保湿化粧水やボディローションの量をほんの少しではなく、思いっ切り増やしてみるのも個人的にはおススメです。

クリームを塗る

毎年冬になるとチクチクムズムズの痒みで不快な思いをしていらっしゃる方は、どれか一つでも、ぜひお試しください。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!

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