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2018/08/01

【医師監修】赤ら顔が目立たなくなるメイクを!化粧品の選び方と使い方を解説

化粧中の女性

稲葉岳也医師

監修医師:いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医

顔の赤みが目立つ赤ら顔は、症状が出ている人にとってはとてもつらいものです。気になる赤みを少しでも消したいと思っている人も少なくないでしょう。そこで役立つのが、赤ら顔をカバーするためのメイク術です。赤ら顔をメイクの力でカバーするためには、化粧品の選び方や使い方が重要です。
ここでは、赤ら顔の人向けのコントロールカラーやファンデーションの選び方、さらに知っておきたいメイクのポイントについても紹介します。

種類別!化粧品のそれぞれの役割は?

メイクに用いる化粧品にはファンデーションやコンシーラーなどさまざまなアイテムがあります。上手にメイクするためには、まずはそれぞれのアイテムの特徴や役割を理解することが大切です。そこで、この段落では、アイテムごとに特徴や働きを紹介します。

化粧下地

メイクの最初に使う化粧下地はベースメイクの土台を作ってくれるアイテムです。次に使うファンデーションの密着度を高め、化粧のノリをよくしてくれます。加えて、毛穴を隠す、しみやくすみをカバーするといった肌の補正効果もあります。
また、化粧下地には刺激から肌を守るという大切な役割もあります。紫外線やほこりといった外部の刺激、重ね付けするファンデーションの成分から素肌を守ってくれるのです。

リキッドタイプのファンデーション

ファンデーションにはいくつかタイプがありますが、そのなかでも赤みのカバー力が高いといわれているのがリキッドタイプのファンデーションです。液体状のリキッドファンデーションは伸びがよく、肌とよくなじみにくいのが特徴です。ファンデーションがしっかりと肌に密着するので、化粧崩れもしにくくなっています。
油分を多く含むリキッドファンデーションを使ってメイクすると、みずみずしく、透明感のある仕上がりになるといわれています。また、保湿力が高いので、乾燥肌対策にもなります。

パウダータイプのファンデーション

ファンデーションにはリキッドだけでなく、粉状のパウダータイプもあります。
ファンデーションの基本的な機能の1つは、外部の刺激から肌を保護すること。それ以外にも、さらりとした質感のパウダーファンデーションには皮脂のコントロールに役立つという機能もあります。余分な皮脂をパウダーが吸収してくれるのでテカリの防止になるのです。皮脂量が多い人でも快適に使え、また肌を清潔に保てます。
肌への密着度はリキッドより弱めなのですが、そのぶんクレンジングで落としやすく、肌への負担が少ないです。肌が敏感な人でも使いやすいタイプのファンデーションといえるでしょう。

コンシーラー

コンシーラーは、ファンデーションでは隠し切れない肌の悩みをカバーするためのアイテムです。部分使いが基本であることから、「部分用ファンデーション」と呼ばれることもあります。
コンシーラーには肌の色むらやしみなどを部分的にカバーし、肌の色を整える効果が期待できます。形状としてはスティックタイプやリキッドタイプ、クリームタイプ、ペンシルタイプがあり、それぞれ使用感やカバー力が異なります。

化粧品の選び方のコツは?

赤ら顔を上手にカバーするためには化粧品の選び方が重要です。上手に選べば薄いメイクでもナチュラルに、赤みをカバーできます。ここではファンデーションのカラーなど化粧品を選ぶ際の具体的なポイントについて紹介します。

化粧下地の選び方

化粧下地を選ぶときは、まず下地のカラーに注目してみましょう。赤みを打ち消すにはグリーンもしくはイエローの下地を使うのが効果的です。
健康的な肌色に見せたいなら、ナチュラルに仕上がるイエローのコントロールカラー下地を選びます。赤みが強く出ている場合には部分的にグリーンを使うとよいでしょう。赤みが弱いときはイエローのコントロールカラー下地だけで十分です。
テクスチャについては顔全体に伸ばすなら柔らかめのものでも大丈夫ですが、部分使い用にはカバー力が高いテクスチャが固めのものを選びます。

リキッドタイプのファンデーションの選び方

リキッドタイプのファンデーションを選ぶときは、次のようなことに気をつけてみましょう。
まずカラーですが、自分の肌の色とかけ離れた色を選んでしまうと、不自然な印象になってしまいます。地肌の色に合ったカラーを選びましょう。
カバー力の高さなど機能面も重要です。脂性肌の人、Tゾーンがテカりやすい混合肌の人は化粧崩れを防ぐために、皮脂コントロール機能があるものを選びます。また、肌タイプに関係なく紫外線対策機能は必須です。

パウダータイプのファンデーションの選び方

パウダータイプのファンデーションを選ぶときにも、紫外線対策機能は外せません。
また、自分の肌に合ったカラーにすることも重要です。赤みを帯びている部分ではなく、首に近いフェイスラインの色に合わせて選ぶようにしましょう。具体的なカラーについてはベージュやオークル系がおすすめです。ピンク系はかえって赤みが目立つので避けるようにします。
肌荒れしている人や敏感肌の人の場合、パウダータイプのなかでも肌への負担が少ないミネラルファンデーションを選ぶと肌に優しくメイクができます。

コンシーラーの選び方

コンシーラーはカバー力の高さを優先するならスティックタイプが使いやすいでしょう。また、コンシーラー選びでは化粧下地を選ぶときと同じくカラーがとても重要になります。
強い赤みには赤みを打ち消す効果が高いグリーンを使います。ただし、赤みのないところについてしまうと不自然な印象になるので、あくまでもピンポイントで使うようにしましょう。薄めの赤みならイエローがおすすめです。グリーンより赤みのカバー力は控えめですが、肌の色になじみやすいというメリットがあります。
逆に避けるべきなのは、ピンクやオレンジのような暖色系です。顔の赤みと同系統の色なので赤みをカバーするどころか、かえって目立たせてしまいます。

赤ら顔をカバーするメイクのポイント

赤ら顔をうまくカバーするにはメイクアイテムの選び方だけではなく、メイク方法にも気を配る必要があります。そこで、ここでは赤ら顔向けのメイクのポイントをアイテム別に紹介します。

化粧下地のメイク

化粧下地をうまく使うコツは色使いです。部分的にグリーンのコントロールカラーを使うなど肌の状況に合わせて色を使い分けていきます。また、赤みの強さだけでなく、もとの肌の色によってもなじみやすい色が変わる点にも注意しましょう。ブルーベースの人はグリーン、イエローベースの人はイエローがなじみやすいといわれています。
なお、グリーンやイエローを単体だと使いづらいという人には、グリーンとイエローを混ぜて使う方法もあります。量を調整しながら混ぜることで、自分の肌に合ったカラーを作ることが可能です。

リキッドタイプのファンデーションのメイク

リキッドタイプのファンデーションの場合、全体的に薄く伸ばして使うのが基本です。厚塗りすると化粧が濃く見えるほか、化粧崩れの原因にもなります。赤みを隠したいからといって、ファンデーションを厚く塗るのはやめましょう。
もしファンデーションを塗ったあとに赤みが出ている部分があれば、気になるところだけに部分的にファンデーションを少しだけ重ねるのが効果的です。

パウダータイプのファンデーションのメイク

パウダータイプの場合も、リキッドファンデーション同様厚塗りはしません。化粧下地やコンシーラーですでにある程度はカバーされているので、それを調整する感覚で薄めにつけていきます。薄付きにすることで化粧崩れを防げますし、ナチュラルな仕上がりにもなります。
薄化粧は肌にとってもメリットがあります。洗浄力の強いクレンジングを使わなくても楽に落とせるため、肌への負担を減らすことができるのです。

コンシーラーのメイク

コンシーラーを使うタイミングは化粧下地のあと、ファンデーションの前です。したがって、顔全体に伸ばすというよりは、気になる部分になじませて使うことを意識します。
赤みの補正には化粧下地を選ぶときと同様、イエローかグリーンのコントロールカラーを使います。もちろん2色を混ぜて使っても構いません。べたっと塗ってしまうと不自然になってしまうので、周囲の肌とよくなじませ、地肌と比べたときに違和感のない仕上がりを目指します。

赤ら顔にはNGなメイクの方法は?

ここまで赤ら顔をカバーする化粧品選びやメイクのコツを紹介してきましたが、逆にやってはいけないNGなメイク方法も存在します。
1つ目は、メイク中に肌をこすってしまうことです。摩擦による刺激は肌にダメージを与えるため、コットン・パフで強くこすらないように注意しましょう。
2つ目は過度な厚塗りです。不自然な仕上がりになるだけでなく、化粧が崩れやすくなる、クレンジングで落としづらいといったデメリットもあります。
3つ目は落としにくい化粧品を使うことです。化粧崩れしにくいはよいのですが、W洗顔が必要になるなど肌への負担が強くなります。特に肌が荒れた状態の人、乾燥肌や敏感肌に悩んでいる人は気をつけましょう。
アイテムによって選び方やメイクのポイントは異なるものの、赤ら顔のメイクではいかに自然にカバーできるかが重要です。ここまで紹介してきたメイクのコツを意識しながら、上手に赤みを消していきましょう。

監修医師

稲葉岳也医師

いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医
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東京慈恵会医科大学卒業後、2004年に、いなばクリニックを開業。
耳鼻咽喉科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科、形成外科、内科、アレルギー科を主体とした総合アンチエイジングクリニックです。
レーザー治療、アンチエイジング治療の専門であることから、最新のレーザー機器を導入し、最先端医療を担った治療を行っております。
また、かかりつけ医として、地域への密着を目指したクリニックです。


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