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2018/09/27

【医師監修】赤ら顔にチークは必要?赤ら顔を隠すメイクと活かすメイクをご紹介

メイク道具

稲葉岳也医師

監修医師:いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医

赤ら顔の人がメイクをするとき、チークをした方がいいのか、必要じゃないのか迷うこともあるかもしれません。赤ら顔に注目されたりすることを避けたいのに、チークをすることで余計に赤ら顔が目立ってしまう方も多いのではないでしょうか。正しいメイク方法を学ぶことでこうした悩みの解決にもつながります。そこで、この記事では、チークの必要性や赤ら顔を隠すためのメイク方法、また反対に赤ら顔を生かすメイクについて詳しく紹介します。

そもそも赤ら顔にはチークが必要なの?

もともと赤ら顔で頬が赤い人は、頬が赤いことにコンプレックスがあるため、頬の赤みを抑えるベースメイクに重点を置く人が多いようです。そのため、頬に赤みを与えるチークは必要ないと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、赤ら顔で頬が赤くなっているのとチークを入れた顔とは全くイメージが違います。チークの役割は顔に立体感を与えることなので、チークを入れるとメイク後の顔がのっぺりしてしまうのを防いでくれます。また、色味が均一にそろうので、女性らしい明るい印象に仕上げることができます。メイクの方法などたくさんの要素が関係してくるので一概に必要・不必要とは言えませんが、顔に立体感を出したいときや女性らしいナチュラルで柔らかい雰囲気に仕上げたいときはチークが役立ちます。

赤ら顔でもチークをしてOKなの?

赤ら顔でチークを塗ると、頬の赤みが目立ってしまうのではないか、チークを塗ることで変な仕上がりにならないか、などと心配する方が多いですが、もともとの赤みをカバーしてから使うようにするとうまくいきます。赤ら顔だからチークは使えないと諦める前に、赤ら顔を上手にカバーするメイク方法や赤ら顔を生かすメイク方法をみてみましょう。

赤ら顔を隠すメイク法

それでは赤ら顔を隠すメイク法について学んでいきましょう。肌の赤みを隠すための下地選びと、赤ら顔が目立たなくなるコントロールカラーやファンデーションの選び方などを紹介します。さらに、メイクをする上での注意点もまとめて紹介します。

ベースメイクを丁寧に行う

赤ら顔が気になる場合、メイクでどの程度赤みをカバーできるのかが気になるところではないでしょうか。しかし、赤みを隠そうとしてファンデーションを厚く塗ってしまうと、厚化粧や野暮ったいイメージになってしまうので注意が必要です。実は、赤ら顔をカバーするためにもっとも大切なメイクアイテムは化粧下地です。化粧下地を付けずにメイクをする人も多いですが、化粧下地には化粧持ちを良くする効果と色の補正効果が期待できます。化粧下地にもいくつかの種類がありますが、肌の赤みが気になる場合は色付きで補正効果が高いコントロールカラーのものを選ぶようにしましょう。自分の肌に合ったカラーを選ぶようにすれば、肌を均一に美しく見せることができます。コントロールカラーの化粧下地を付けるときは、赤みの気になる部分にだけ薄く乗せるようにしましょう。厚塗りになってしまうと白浮きしたり、ファンデーションがよれたりする原因となります。

赤ら顔に合ったベースメイク用品を選ぶ

赤ら顔をカバーするためには、赤ら顔に合ったベースメイク用品を選ぶことが大切です。自分の肌に合ったコントロールカラーやファンデーションを選ぶようにしましょう。コントロールカラーにはさまざまなカラーがありますが、赤みをカバーする効果が高いのはグリーンかイエローのカラーです。ピンク、オレンジ、パープルなど赤みの強いカラーは頬の赤みが目立ってしまうので避けましょう。グリーンのコントロールカラーは赤みのカバーに強い効果を発揮しますが、全体に塗ってしまうと白浮きしやすいカラーでもあります。そのため、特に赤みが気になる場所に部分使いするのに向いています。もともとブルーベースの肌色の人に馴染みやすい色です。一方、イエローのコントロールカラーはシミやくすみなどのカバー効果も高く、健康で生き生きとした肌に整えてくれるカラーです。グリーンのコントロールカラーほどのカバー力はないものの、使いやすいカラーと言えます。グリーンカラーでは馴染みの悪い人や肌の色がイエローベースの人に向いています。
下地のカラーを選んだら、次はファンデーションを選びましょう。ファンデーションの色には赤みの強いピンク系、コーラル系と、黄色みの強いイエロー系とオークル系があります。赤ら顔のカバーには赤みがなく黄色みの強いイエロー系とオークル系を選ぶことが大切です。赤みの強い色を選ぶと肌の赤さを強調してしまうので避けましょう。

隠すことに必死になって厚塗りにならないように注意

赤ら顔を隠そうとして厚塗りになってしまうと、肌の負担は計り知れません。厚塗りのメイクを落とすために洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使うことになり、肌はますますダメージを受けてしまいます。赤ら顔を隠すために有効なのは、ファンデーションの厚塗りをすることではありません。まずは肌のコンディションを整えることが大切です。洗顔後は必ず化粧水と乳液でしっかりと肌を整えて、毛穴を引き締めるようにしましょう。メイクの前に少しでも赤みを落ち着かせることがポイントです。肌への刺激を防ぐためにも、紫外線をしっかりと防ぐ日焼け止めが欠かせませんが、日焼け止めを化粧下地として使うのではなく、日焼け止め効果の高い化粧下地を使うことが大切です。夏だけでなく紫外線対策は一年中行うようにしましょう。

赤ら顔を生かすメイク法

赤ら顔はどうにかして隠したい、と思う方も多いと思いますが、見方を変えて、あえて赤ら顔を生かすメイク方法もあります。ほんのりと赤い頬はかわいらしいチャームポイントにもなります。ここでは、赤ら顔を生かすことでコンプレックスを自信に変えるメイク方法をご紹介します。

赤ら顔にプラスしても不自然にならないチークの色を選ぶ

チークを入れるメリットは主に2点です。1つ目は、色味が均一に整い、血色の良い肌にみせること。2つ目はナチュラルな仕上がりになり、チークに視線を集めることでメイク全体のバランスが良くなることです。素肌っぽいナチュラルな肌を演出するには、肌の透明感を引き立てるクリームチークが役立ちます。青みのあるピンクのチークを選ぶと、より素肌っぽいイメージに仕上がります。また、オレンジ色のチークも、肌の赤みを強調しない色として重宝です。赤系、ピンク系は色選びが難しいという場合はオレンジ色のチークを選んでおくと安心です。チークを入れるときはつけすぎに注意しましょう。ほんのりと色味を感じる程度につけることが大切です。パウダータイプのチークを使う場合は、均一に色味をのせるために、大き目で粉含みの良いブラシを使用するようにしましょう。肌に刺激を与えないように、チクチクしない質の良いブラシを使うことも大切です。良いメイク道具を使うと仕上がりの面でも差が出ます。

頬以外に視線を向けさせる

カバーしようとすればするほど厚化粧になってしまう、という場合は、頬以外に視線を変えるのも効果的です。リップの色を印象的な色にすることで、顔への視線を口元に注目させることができます。真っ赤なリップや艶のあるカラーなど、華やかな色で冒険してみましょう。特に気温の差で赤みが増したときなどは、頬のメイク直しを行うよりもリップで視点を変えるほうが気分も変わります。メイクは足し算と引き算でうまくバランスを取ることも大切です。

赤ら顔にメイクを施す際の注意点について

赤ら顔にメイクをするときは、いくつかの注意点を守って行うことが大切です。赤ら顔になっているときはちょっとした刺激にも弱くなっているため、肌に負担を与えないようにしましょう。ここではメイクをするときの注意点についてまとめてみました。

メイク禁止の場合はチークをしない

肌に傷ができているときや浸出液がにじみ出ているような状態のときは、メイクはするべきではありません。なんとか隠そうとしてメイクしてしまうと、メイク用品から受ける刺激や洗顔時の負担によって肌の状態を悪化させてしまうおそれがあります。皮膚科医からメイクの許可が出ない場合は、メイクをしたい気持ちを抑えてまずは治療に専念しましょう。外出時は紫外線やほこりなどの外部の刺激から守るためにも、マスクの使用がオススメです。敏感肌用の刺激の少ない素材でできたものを選びましょう。汚れたマスクをつけることも刺激に繋がるので、汚れたら小まめに交換しましょう。

肌への負担をなるべく与えないようにする

メイクをする場合は、肌への負担をなるべく与えないようにすることが大切です。保存料や合成着色料など、肌への負担が大きい添加物が配合されているものは避けるほうが無難です。スキンケア用品と同じで、メイク用品もパッチテストを行ってから使いましょう。汚れたスポンジやブラシなども細菌が繁殖し、肌荒れの原因となります。使い終わったメイク道具はキレイに洗ってしっかり乾かしておきましょう。帰宅後はなるべく早くメイクを落とし、肌に休息を与えることが大切です。

肌の乾燥が不安な場合にチークを使う際の注意点

アトピーの悩みの1つに、乾燥による肌トラブルがあります。角質が薄くなり、肌バリアが壊れることで肌表面が常に乾燥する状態です。こうしたアトピーによる乾燥肌のケアに役立つのがワセリンです。肌の表面をワセリンで覆うことで、肌の表面から水分が蒸発するのを防ぐ効果が期待できます。目元や口元などのデリケートな部分にも問題なく使えるのがワセリンの良いところです。一方で、デメリットもあります。人によってはワセリン自体が体質に合わない場合もあります。また、べたつきやすいという特徴から使い勝手が悪いこともあります。基本的には刺激の少ない成分として重宝されています。ワセリンは保湿以外にも血行を良くするためのマッサージに使ったり、化粧下地として使用したりすることができます。

自分に合うメイクで赤ら顔をカバーしよう

同じ赤ら顔の悩みを持つ人同士でも、人によって似合うメイク法は違います。どの方法が1番自分にしっくり合うか、いろいろ試して見つけてみましょう。赤ら顔だからといって、メイクをする楽しさを諦めないことが大切です。

監修医師

稲葉岳也医師

いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医
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東京慈恵会医科大学卒業後、2004年に、いなばクリニックを開業。
耳鼻咽喉科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科、形成外科、内科、アレルギー科を主体とした総合アンチエイジングクリニックです。
レーザー治療、アンチエイジング治療の専門であることから、最新のレーザー機器を導入し、最先端医療を担った治療を行っております。
また、かかりつけ医として、地域への密着を目指したクリニックです。


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