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2018/09/27

【医師監修】赤ら顔の原因は肝臓かも!?肝臓の機能低下との関係と対策法をご紹介

人体模型

稲葉岳也医師

監修医師:いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医

頬を中心に赤くなる赤ら顔は、人目にもつきやすいため、気にしている人も多いでしょう。赤ら顔はメイクで隠すこともできますが、どうしても厚化粧になりがちです。また、赤ら顔が原因で体調を心配されてしまう人もいるでしょう。「赤ら顔のケア方法を実践しても変化が少ない」「赤ら顔の悩みが消えない」その原因はもしかしたら肝臓にあるかもしれません。
この記事では、肝臓と赤ら顔の関係について解説します。そして、肝臓が原因とされる赤ら顔の対策についても紹介していきます。

赤ら顔と肝臓の関係について

赤ら顔と肝臓は一見関係がないように思われるかもしれませんが、実は密接な関係があります。肝機能の低下が、赤ら顔を引き起こす場合があるのです。肝機能が低下すると、血液がドロドロの状態になり血行が滞ります。さらに、アルコール摂取で毛細血管が拡張するのです。これらが、赤ら顔の原因になり得ると考えられています。

人間の身体における肝臓の働きについて

肝臓は、アルコールを分解するイメージがある人も多いでしょう。しかし、肝臓の働きはそれだけではありません。身体の中でも重要で、さらに多くの役割を担っているのです。人間の身体における肝臓のはたらきについて解説します。

有害な物質などを無害な物質に変える

肝臓は、有害物質や添加物などを代謝・分解することによって、無害な物質に変化させる役割があります。アルコールや薬なども肝臓によって解毒されることで、胆汁中や尿に排出されるのです。ところが、アルコールや添加物を摂取しすぎると、肝臓がはたらきすぎの状態となりオーバーヒートしてしまいます。その結果、肝機能の低下を招いてしまうのです。

身体に必要なものと不必要なものに分ける

私たちが食事を取ると、その食事がそのまま血となり肉となるわけではありません。まず、食べ物が体内に入ると、胃や腸で消化・吸収されます。そして、小腸で吸収された栄養素は、血液によって肝臓に取り込まれます。小腸から肝臓にたどり着いた栄養素は、ここで必要・不必要なものへと分けられるのです。
必要なものは動脈を通ってそれぞれの場所へ運ばれ、不必要なものは尿などへ排出されます。そのため、肝機能が低下すると必要な成分が必要な場所に行きわたらなくなり、代謝異常などを引き起こしてしまう恐れがあるのです。

胆汁を分泌してタンパク質の分解を促進する

肝臓では、常に胆汁の分泌をしています。胆汁の役割は、脂肪の乳化とタンパク質を分解しやすくすることです。そのため、脂肪は小腸で吸収しやすくなります。この胆汁に含まれている成分には、胆汁酸、コレステロール、ビリルビンなどがあります。肝機能で胆汁がうまく流れなくなると、血中にビリルビンが放出され、黄疸(おうだん)という症状を引き起こすことがあります。また、胆汁にはコレステロールを体外に排出する働きもあります。

肝臓の不調を招く原因について

身体の中でさまざまな役割を担っている肝臓ですが、過労状態や病気になることで、うまく機能しなくなる場合もあります。ここでは、肝臓の不調を招く原因について説明をします。

脂肪肝

脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪が溜まることです。脂肪が溜まることで、周辺の血管が圧迫され血流が悪くなり、肝臓の機能が低下してしまいます。脂肪肝の原因として考えられるのは、アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝です。アルコール性脂肪肝は、その名前の通りアルコールを多く摂取することで脂肪肝になることです。
また、アルコールを摂取しない人でも脂肪肝になることがあります。それが、非アルコール性脂肪肝です。非アルコール性脂肪肝は、食べすぎなどによって脂肪や糖質などが栄養過多となり、脂肪となって肝臓に蓄積されてしまいます。また、肥満や糖尿病も非アルコール性脂肪肝の原因です。脂肪をエネルギーにかえる役割のあるインスリンが、糖尿病や肥満になることではたらきが悪くなったり減少したりします。インスリンが正常にはたらかなくなると、体中のあらゆる場所から脂肪が離れやすくなり、その離れた脂肪が肝臓に蓄積されやすくなってしまうのです。

ストレス

肝臓の不調を招く原因の1つに、ストレスの蓄積があります。ストレスを感じると自律神経が乱れたり、活性酸素が発生したりします。この活性酸素に、とても弱い臓器が肝臓なのです。
活性酸素は、ウイルスや殺菌を退治する重要な役目がありますが、活性酸素が増えすぎると肝細胞まで酸化されてしまいます。肝細胞が酸化することで肝臓の機能が低下し、本来解毒するはずの成分やエネルギーとして代謝されるはずの成分が体内に留まることになります。そのため、身体に不必要なものが溜まりエネルギー不足を起こすのです。「疲れがとれないな」と思ったら、ストレスからくる肝機能の低下かもしれません。

アルコールの過剰摂取

アルコールの過剰摂取も、肝臓の機能低下を招く原因の1つです。アルコールを過剰摂取すると、アルコールの分解を優先して活動してしまうあまり、脂肪の代謝にかけるエネルギーがなくなってしまいます。また、中性脂肪の合成も高まります。そのため、どんどん脂肪が肝臓に蓄積され脂肪肝になってしまうのです。さらにアルコールを摂取しすぎると、 肝硬変や肝線維症になったり、アルコール性肝炎になったりする場合があります。

毛細血管の拡張

アルコールの過剰摂取により、毛細血管が拡張します。毛細血管が拡張することで、血流が滞ってしまい、皮膚が赤く見えるようになるのです。水をまくホースを想像すると分かりやすいかもしれません。ホースの先を潰し、水の通り道を小さくすると水の勢いが増します。同じように、毛細血管が大きくなると血液の流れがゆっくりとなり、血液が溜まってしまうのです。
また、肝機能が低下すると血液がドロドロになり、顔に上がった血液がすぐに戻ってこなくなり、赤ら顔を引き起こしてしまうこともあります。

肝臓が原因の赤ら顔を改善するにはどうしたらいいの?

肝臓の機能低下が原因の赤ら顔の場合は、肝臓の機能を正常化することが大切です。ここでは、その赤ら顔対策について解説します。

肝臓の機能を高める

肝臓の機能を高めるには、肝臓を休ませることが大切です。休肝日を作るようにしましょう。肝臓は、アルコールや添加物の分解、栄養素の分別・代謝などに追われ、毎日パワフルに活動しています。たまには、ゆっくり休ませてあげることも大切です。アルコールや添加物、刺激物の摂取を控え、消化の良いものを食事にする日を作るようにしましょう。しっかり休ませることで、肝臓の機能を高めることができます。

血流促進

血流促進をすることで肝機能を高めることができます。血流促進には、食べ物からその栄養素を取るのが良いとされています。血流を良くする食べ物は、青魚や鶏肉、甲殻類・貝類があります。また、豆腐や納豆などの大豆食品や、トマトや玉ねぎ、ピーマン、サツマイモなどの野菜から摂取することも可能です。海藻類にも血液をサラサラにする効果があるといわれています。積極的に摂取して、血流を促進させましょう。

水分をしっかり補給する

飲酒による水分不足も赤ら顔の原因になります。アルコールには利尿作用があり、飲酒をすると多くの水分が体外に排出されるため水分不足になります。コーヒーも同じく利尿作用があるので、注意が必要です。そのため、アルコールを摂取するときには意識的に水分を取るようにしましょう。また、水分を補給しながら飲酒をすれば、体内のアルコール濃度も緩和されます。したがって、肝臓の負担も軽くなるのです。

必要な栄養素を摂取する

肝機能の低下による赤ら顔には、必要な栄養素を摂取することも大切です。特に、牛乳やチーズなどの乳製品の摂取が効果的です。また、豆腐やトマト、納豆なども血行を良くする食べ物なので積極的に摂取すると良いでしょう。また、アルコールを分解する際、ミネラルやタンパク質、ビタミンが消費されるので、食事などで補うことが大切です。

思い当たる人は早めの医療機関受診を

赤ら顔を引き起こす原因が、肝臓の不調にある可能性を初めて知った方も多いのではないでしょうか。肝臓は身体にとって大切な臓器です。肝臓の不調について、思い当たる人は早めの医療機関の受診をオススメします。

監修医師

稲葉岳也医師

いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医
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東京慈恵会医科大学卒業後、2004年に、いなばクリニックを開業。
耳鼻咽喉科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科、形成外科、内科、アレルギー科を主体とした総合アンチエイジングクリニックです。
レーザー治療、アンチエイジング治療の専門であることから、最新のレーザー機器を導入し、最先端医療を担った治療を行っております。
また、かかりつけ医として、地域への密着を目指したクリニックです。


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