こんにちは。
ULU(ウルウ)お客様サポートセンターの石川です。
皆さま、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今年のGWは「Stay Home」ということで、お家で過ごされた方も多かったのではないでしょうか。
私も貯めていた録画ドラマや映画を観たり、本を読んだりして、のんびりと過ごしておりました。
もともとインドア派なので、ステイホームが苦にならず、充実したお休みとなりました(^^)
ところで、お休み中に私が読んだ本の一冊に、様々な皮膚疾患についてまとめられたテキストブックがありました。
ULUをご使用のお客様の中には、アトピーや炎症・湿疹など、深刻なお肌状態の方もたくさんいらっしゃいますので、少しでも知識を身に付けたいと思ったのです。
美容アドバイザーとして、”お客様のお役に立てるアドバイスが一つでもできれば。そしてお一人おひとりに寄り添うことができれば。”
そんな気持ちでおります。
さて、今回は、私自身の復習も兼ねて、梅雨から夏にかけて増える皮膚炎の一つ「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」をご紹介いたします。
あまり明るいテーマではありませんが、お付き合いいただければ幸いです。
発症すると、脂っぽいフケ、皮膚の赤み、発疹、ほてりなどの症状が現れます。
また、かゆみを伴うこともあります。
「ふけ症」との違いは、赤みやかゆみなどの炎症症状の有無です。
男性ホルモンには皮脂分の分泌を促進する働きがあるため、女性よりも男性に発症しやすい病気です。(ULUのお客様でも男性の脂漏性皮膚炎の方、多いです)
また、発症時期により乳児型と成人型に分けられます。
髪の生え際から頭部に、赤いカサカサや黄色いかさぶた状の発疹ができます。
生後2~3週から出現し、数か月で自然に治ることがほとんどですが、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎との区別がしづらいこともあります。
頭皮で発症するとフケが多くなります。
成人が一度発症すると、自然には治りづらく、治癒まで時間がかかります。
また、慢性的で、再発しやすい特徴があります。
カビと聞くと“気持ち悪い”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、マラセチア菌は人の頭皮に存在して共存している皮膚常在菌です。
マラセチア菌によって、すべての方が脂漏性皮膚炎を引き起こすわけではありません。
ふだんは無害ですが、何らかの原因によって皮脂量が過剰になると、皮脂を栄養分にしてマラセチア菌が増殖し、皮脂を分解して遊離脂肪酸を生じさせます。
この脂肪酸が皮膚を刺激し、炎症を起こす原因となります。
ただし、脂漏性皮膚炎は慢性化して再発を繰り返しやすい病気です。
薬によって一時的に改善したとしても、マラセチア菌が増殖しやすい環境であれば、また症状がぶり返してしまいます。(ULUのお客様でも、この再発に関するご相談は本当に多いです…)
再発予防のためには、生活習慣を見直し、日常的なセルフケアに気を配ることが大切です。
洗顔時やタオルで顔を拭く時は、絶対にゴシゴシとこすらないように。洗った後はたっぷりと保湿を心がけてください。
頭皮に炎症がある場合には、洗髪時に頭にいきなり熱いお湯をかけたり、爪を立てたりすると刺激になりますので、しっかりと泡立ててから指の腹を使って優しく洗いましょう。
洗い残しがないように、すすぎはしっかり丁寧に。
皮脂分泌を促進させる脂っこい食事を避けて、バランスのよい食生活を心がけることが大切です。
コーヒー、香辛料、アルコールなども、摂り過ぎると皮膚の刺激につながりますので、できる限り控えめに。
特にこれからの季節は紫外線が強くなりますので、帽子、傘、低刺激の日焼け止めなどを使って、紫外線を避けましょう。
衣類や帽子は、風通しがよく、ムレにくいものを選ぶようにしましょう。
また、睡眠不足も皮膚の抵抗力を低下させます。夜更かしはやめて、睡眠を十分にとるようにしましょう。
生活習慣を見直して、日ごろからケアを心がけてくださいね。
スキンケアや保湿については、ご遠慮なく私どもULUの美容アドバイザーにお尋ねくださいませ。
ULU(ウルウ)お客様サポートセンターの石川です。
皆さま、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今年のGWは「Stay Home」ということで、お家で過ごされた方も多かったのではないでしょうか。
私も貯めていた録画ドラマや映画を観たり、本を読んだりして、のんびりと過ごしておりました。
もともとインドア派なので、ステイホームが苦にならず、充実したお休みとなりました(^^)
ところで、お休み中に私が読んだ本の一冊に、様々な皮膚疾患についてまとめられたテキストブックがありました。
ULUをご使用のお客様の中には、アトピーや炎症・湿疹など、深刻なお肌状態の方もたくさんいらっしゃいますので、少しでも知識を身に付けたいと思ったのです。
美容アドバイザーとして、”お客様のお役に立てるアドバイスが一つでもできれば。そしてお一人おひとりに寄り添うことができれば。”
そんな気持ちでおります。
さて、今回は、私自身の復習も兼ねて、梅雨から夏にかけて増える皮膚炎の一つ「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」をご紹介いたします。
あまり明るいテーマではありませんが、お付き合いいただければ幸いです。
フケのような症状?脂漏性皮膚炎ってどんな病気?
脂漏性皮膚炎は、頭皮を中心に、髪の生え際、Tゾーン、耳や鼻の周囲、胸、わきの下など、皮脂分泌の多い部分にみられる慢性の皮膚炎・湿疹です。発症すると、脂っぽいフケ、皮膚の赤み、発疹、ほてりなどの症状が現れます。
また、かゆみを伴うこともあります。
「ふけ症」との違いは、赤みやかゆみなどの炎症症状の有無です。
脂漏性皮膚炎はどんな人が発症しやすいの?
脂漏性皮膚炎は、皮脂腺が発達し、皮脂の分泌の多い部分に発症します。男性ホルモンには皮脂分の分泌を促進する働きがあるため、女性よりも男性に発症しやすい病気です。(ULUのお客様でも男性の脂漏性皮膚炎の方、多いです)
また、発症時期により乳児型と成人型に分けられます。
【乳児脂漏性皮膚炎】
おなかの中に赤ちゃんがいた時に、お母さんからもらったホルモンの影響で起こります。髪の生え際から頭部に、赤いカサカサや黄色いかさぶた状の発疹ができます。
生後2~3週から出現し、数か月で自然に治ることがほとんどですが、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎との区別がしづらいこともあります。
【成人脂漏性皮膚炎】
皮脂分泌が多い部位に炎症がおき、かゆみが出ることがあります。頭皮で発症するとフケが多くなります。
成人が一度発症すると、自然には治りづらく、治癒まで時間がかかります。
また、慢性的で、再発しやすい特徴があります。
カビが原因!?脂漏性皮膚炎の原因とは?
脂漏性皮膚炎の原因はまだすべて解明されていませんが、 「マラセチア」という真菌(カビ)が活発に活動、増殖すると発症すると考えられています。カビと聞くと“気持ち悪い”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、マラセチア菌は人の頭皮に存在して共存している皮膚常在菌です。
マラセチア菌によって、すべての方が脂漏性皮膚炎を引き起こすわけではありません。
ふだんは無害ですが、何らかの原因によって皮脂量が過剰になると、皮脂を栄養分にしてマラセチア菌が増殖し、皮脂を分解して遊離脂肪酸を生じさせます。
この脂肪酸が皮膚を刺激し、炎症を起こす原因となります。
皮脂が過剰に分泌されてしまう原因って何?
マラセチア菌の栄養源である皮脂の分泌が増える一因として、下記のようなことが考えられます。- 洗顔や洗髪のお手入れ方法(洗いすぎやすすぎ不足)
- 使用中の化粧品やヘアケア商品による刺激
- ストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- ビタミンB不足
再発しやすい脂漏性皮膚炎の治療法は?
症状が強い場合は、病院やクリニックで、炎症やかゆみを抑えるため、抗真菌剤やステロイドの塗り薬が処方されることが多いようです。ただし、脂漏性皮膚炎は慢性化して再発を繰り返しやすい病気です。
薬によって一時的に改善したとしても、マラセチア菌が増殖しやすい環境であれば、また症状がぶり返してしまいます。(ULUのお客様でも、この再発に関するご相談は本当に多いです…)
再発予防のためには、生活習慣を見直し、日常的なセルフケアに気を配ることが大切です。
脂漏性皮膚炎、予防や改善のために注意すべき日常習慣とは?
脂漏性皮膚炎の予防・改善のために、次のような点を日常生活の中で気をつけましょう。● 皮膚を清潔に。ヘアケア・スキンケアは低刺激のものを。
常に皮膚を清潔に保ち、シャンプーやお化粧品は刺激の少ないものを選びましょう。洗顔時やタオルで顔を拭く時は、絶対にゴシゴシとこすらないように。洗った後はたっぷりと保湿を心がけてください。
頭皮に炎症がある場合には、洗髪時に頭にいきなり熱いお湯をかけたり、爪を立てたりすると刺激になりますので、しっかりと泡立ててから指の腹を使って優しく洗いましょう。
洗い残しがないように、すすぎはしっかり丁寧に。
● 脂っこい食事やアルコールを控えた食生活を。
焼肉や揚げ物、美味しいですけどね…。ほどほどにしましょう。皮脂分泌を促進させる脂っこい食事を避けて、バランスのよい食生活を心がけることが大切です。
コーヒー、香辛料、アルコールなども、摂り過ぎると皮膚の刺激につながりますので、できる限り控えめに。
● ビタミンBを多く摂って、皮膚の修復・炎症防止を。
皮膚機能の維持には、ビタミンB群(特にビタミンB2・ビタミンB6)が影響しています。皮膚の代謝を改善し、ダメージの回復を早める働きをしてくれます。【ビタミンB2を多く含む食べ物】
レバー、うなぎ、さわら、鶏卵、モロヘイヤ、牛乳、納豆、ほうれん草、ナチュラルチーズなど【ビタミンB6を多く含む食べ物】
かつお、まぐろ(赤身)、鮭、鶏ささみ、レバー、バナナ、赤パプリカ、さつまいも、玄米など● 皮膚のダメージとなる紫外線を避ける。
紫外線も皮膚へダメージを与える一因です。特にこれからの季節は紫外線が強くなりますので、帽子、傘、低刺激の日焼け止めなどを使って、紫外線を避けましょう。
衣類や帽子は、風通しがよく、ムレにくいものを選ぶようにしましょう。
● 睡眠をしっかりとって、規則正しい生活を。
ホルモンバランスが乱れた時にも皮脂の分泌は増加します。ストレスや過労に注意しましょう。また、睡眠不足も皮膚の抵抗力を低下させます。夜更かしはやめて、睡眠を十分にとるようにしましょう。
最後に…
成人の脂漏性皮膚炎は、一度発症すると、慢性化して再発しやすいようです。生活習慣を見直して、日ごろからケアを心がけてくださいね。
スキンケアや保湿については、ご遠慮なく私どもULUの美容アドバイザーにお尋ねくださいませ。