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2018/03/22

【医師監修】赤い顔をなんとかしたい!赤ら顔の原因とは?どうすれば改善する?

赤ら顔で悩む女性

稲葉岳也医師

監修医師:いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医

頬が真っ赤になってしまう赤ら顔は、特に女性に多い症状のひとつです。
特定の条件で発症することもあれば、一年中頬の赤みに悩まされている人もおり、女性にとって深刻な悩みの種となっていることも少なくありません。
実は「赤ら顔」と一口に言っても、原因が異なることは知っていますか。
赤ら顔を本気で改善したいと思うのであれば、まずは原因を突き止めて、そのうえで正しい対処をすることが大切です。
そこで今回は、赤ら顔が起きる原因とその改善方法を、原因別にご紹介します。

赤ら顔には2つの症状がある!自分の赤ら顔の症状について知ろう

赤ら顔とは、顔が赤くなった状態のことを指しており、特定の病気や疾患の名前ではありません。
そのため、同じように顔が赤くなっていても、人によってその原因は異なります。
まずはどのような原因で顔が赤くなっているのかを知っておきましょう。
赤ら顔になる原因は大きく分けて2つです。
1つは血管の影響によって赤く見える赤ら顔、もう1つは皮膚そのものが赤くなる赤ら顔です。それでは、それぞれどのような原因によって発症するのか詳しく見ていきましょう。

毛細血管が原因でおこってしまう赤ら顔

毛細血管が原因の赤ら顔では、血管が拡張して血流が増える、あるいは皮膚が薄くなってしまい皮膚の表面からも毛細血管が透けて見え、顔が赤く紅潮してみえます。
原因としては、寒暖差や緊張、ストレスなどによって自律神経が乱れ、血流を促進する交感神経が緊張したままになることにあるといわれています。
また加齢による女性ホルモンの減少や日々の誤ったスキンケアによって皮膚が薄くなってしまう「菲薄化」が起きてしまうこともあります。

皮膚の炎症による赤ら顔には様々な原因が

皮膚が炎症を起こすことによる赤ら顔には、様々な原因が考えられます。
脂漏性皮膚炎や酒さ、酒さ様皮膚炎、アトピー性皮膚炎によって起こる肌の炎症や、炎症が慢性化することによって発症などがそうです。
また敏感肌による乾燥で起こるものや、慢性的に繰り返しできるニキビによる炎症なども原因となります。
こうした肌の炎症は、皮膚科医の指導を仰いで、適切な治療を受けることが大切です。そのうえで、日常生活でできるケアを心掛けましょう。

毛細血管による赤ら顔の原因別改善方法

毛細血管によって引き起こされる赤ら顔の症状の原因や、それぞれの症状に対する改善方法について詳しくみていきましょう。

毛細血管の拡張による赤ら顔の改善方法

毛細血管の拡張による赤ら顔の原因の1つが、自律神経の乱れであるという説があります。
自律神経が乱れる原因として、ストレスや睡眠不足があるので、しっかりと睡眠をとって生活習慣を見直しましょう。
アルコールやカフェイン、塩分の摂り過ぎに注意して、血流の良くなる食事を心掛けることも大切です。
また、赤ら顔は冬になりやすいことから、寒暖差も原因の1つと考えられます。
気温差の激しい場所を繰り返し行き来することなどで発症することもあるので、防寒具をうまく使って体温調節を心掛けましょう。マフラーやマスクなども効果的です。
皮膚の薄さは、バリア機能を高めて外的刺激から肌の守り潤いを保持するために、バリアの主成分セラミドなどが配合されたスキンケアで保湿を行うことで改善が期待できます。

毛細血管が外から見えてしまうことで起こる赤ら顔の改善方法

菲薄化して肌が薄くなると毛細血管が外から透けて見えてしまいます。
菲薄化の主な原因は、加齢による女性ホルモンの減少や間違ったスキンケアにあります。
皮膚の薄くなった肌は、乾燥して敏感肌になっているので、バリア機能を高めて潤いを保持できるスキンケアが大切です。
セラミドなど保湿成分が配合されている化粧品でしっかりと保湿ケアしましょう。
また肌バリアを壊さないためにピーリングやスクラブの使用は控え、肌を作るたんぱく質や良質な脂質、ビタミン類を積極的にとるように心掛けましょう。

皮膚の炎症による赤ら顔の原因改善方法

皮膚そのものが炎症を起こして赤くなっている場合、そのままにしておくと悪化したり、色素沈着を起こしたりして重症化する恐れがあります。
原因をつきとめて、原因別の症状にあった適切な改善方法を行うことが大切です。

脂漏性皮膚炎の原因と改善方法

脂漏性皮膚炎は、顔や頭皮などの皮脂の多い部分が炎症を起こす症状です。
赤みだけでなくかゆみがあるのが特徴で、肌が荒れてかさつき、ふけのように剥がれてしまいます。特に鼻の周辺にできることが多く、悪化すると口元を始め、顔中に広がる恐れがあります。
脂漏性皮膚炎は肌の常在菌でもあるマラセチアというカビの一種が異常増殖するのが原因です。
食生活の乱れやストレス、睡眠不足や乾燥などで体の抵抗力が落ちることで発症します。
スキンケアによって肌を清潔に保ち、保湿ケアをして余分な皮脂の分泌を防ぎましょう。
また、パフやブラシなどメイク小物をこまめに洗う、化粧をしっかり落とすなど日頃のケアが大切です。

酒さの原因と改善方法

酒さは慢性皮膚疾患のひとつで、特に中年以降の女性に多い症状です。
鼻や頬、額や口周りなどに赤みやほてり、かゆみの症状がでて、長期間継続するのが特徴です。
外的刺激やアレルギー、血管の収縮異常、ニキビ菌や顔ダニ、更年期などが原因と考えられていますが、それらの要因が複雑に絡み合って発症することが多いようです。
皮膚科で診察を受け正しい治療を受けるとともに、毎日正しくスキンケアを行うことが大切です。
また、毎日のスキンケアで肌を清潔に保ち、十分な保湿を心掛けましょう。

酒さ様皮膚炎の原因と改善方法

酒さ様皮膚炎は、ステロイドの不適切な長期使用によって出現する症状です。顔の赤みや赤い湿疹、膿んだような湿疹もできます。
このようなときは、原因であるステロイドなどの使用を中止しますが、完治には長期間かかることもあるので、医師の指導のもとで適切な治療を受けることをおすすめします。
また、毎日のスキンケアで保湿成分セラミドを補うなどバリア機能を高め、潤いの保持を心掛けることも重要です。

乾燥肌の原因と改善方法

乾燥肌とは、水分だけでなく油分も不足した状態の肌です。特に、頬や目、口元などに乾燥を感じる人が多いようです。
乾燥肌の原因としては、紫外線によるダメージやビタミンB群の不足、加齢による皮脂分泌量の低下などが考えられます。
肌のバリア機能を回復させるためにも、毎日のスキンケアで肌バリアの主成分セラミドを補うなど保湿を心掛けましょう。
また、ビタミンを意識してとることも大切です。

アトピー性皮膚炎の原因と改善方法

アトピー性皮膚炎は、肌のバリア機能が低下して乾燥状態の肌に、ダニやホコリ、食べ物、花粉などのアレルゲンが侵入する、又は、様々な環境要因が合わさって起こると考えられています。
原因や症状は個人差が大きいですが、かゆみを伴う湿疹が繰り返し起こることで悩む人も多い症状です。
自分がどのアレルゲンに反応しているのかをきちんと調べて適切な対応をとることが大切です。
治療は飲み薬、保湿剤、ステロイドなどが中心となります。
治療を途中で辞めてしまうとぶり返すことも多いので、皮膚科の指導のもと根気よく治療することが大切です。
また同時に、毎日のスキンケアで肌を清潔に保ち、保湿ケアで肌を乾燥から防ぎながら肌バリアの主成分セラミドを補いバリア機能を高めてゆくことも重要です。

ニキビの原因と改善方法

赤ニキビができると周辺の皮膚が赤くなりますが、通常ニキビが治ってしまえば赤みも治まります。
しかし、ニキビが完治しないうちに新しい赤ニキビが次々とできた場合、炎症が続いたことで色素沈着を引き起こして赤ら顔になってしまうことがあります。まずはニキビの炎症を抑えることが大切です。
ニキビができる原因は様々ですが、睡眠不足、乾燥、ストレス、食生活の乱れなどが原因となります。
生活習慣を見直し、正しい洗顔方法で肌を清潔に保ちつつ、保湿をしっかりと行って乾燥を防ぎましょう。

自分の赤ら顔の症状や原因を理解し正しい治療や改善法をためそう

女性

赤ら顔になる原因は人によって違います。
自分がどのタイプなのかをしっかりと把握したうえで、赤ら顔の症状や原因を理解し、自分に合った治療方法やセルフケアで症状の改善を目指しましょう。
肌のバリア機能を正常に保つには、日頃から保湿効果の高いスキンケアを行うことが大切です。
肌が弱い、乾燥している、肌バリアが弱いという人は特に、肌への浸透力が高く、完全無添加で肌への刺激が少ない「ULUシェイクモイストミルク」がおすすめです。

監修医師

稲葉岳也医師

いなばクリニック院長 稲葉 岳也医師
資格:医学博士 日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本レーザー医学会認定医
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東京慈恵会医科大学卒業後、2004年に、いなばクリニックを開業。
耳鼻咽喉科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科、形成外科、内科、アレルギー科を主体とした総合アンチエイジングクリニックです。
レーザー治療、アンチエイジング治療の専門であることから、最新のレーザー機器を導入し、最先端医療を担った治療を行っております。
また、かかりつけ医として、地域への密着を目指したクリニックです。


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